山形市は、山形県の県庁所在地。地図で見ると県中部東に位置しています。今回は山形市に引っ越す方、引越しを検討している方に役立つ情報「子育て環境」や「高齢者の制度」にスポットを当てご紹介します。
引っ越してよかった山形市
山形市の人口は2021年8月1日現在246,450人、2019年には中核市となった自治体です。市民サービスの充実を図り、暮らしやすいまちづくりが進められています。
山形市のここがいい!
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東京都へのアクセス
山形市から東京都へは、新幹線を利用すると約2時間40分から2時間50分で行き来ができます。日帰りが可能な距離ですね。空路なら、山形市に隣接する東根市に「山形空港」があり、羽田空港へは約1時間05分でひとっ飛びです。
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健康医療先進都市の山形市
山形市にはまちづくりの方針を示す「山形市発展計画」があります。「健康医療先進都市」はその計画の中の1つ。総合病院が数多く立地する山形市は、人口一人当たりの診療所数が東北主要都市の中で最も多いとされています。医療環境が充実していると安心して暮らせますね。
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文化資産に溢れるまち
ユネスコ創造都市ネットワークへの加盟が認定された山形市。たくさんの文化資産に溢れていています。以下は一部をご紹介したものですが文化クオリティの高さが感じられる街ですね。
◇山形交響楽団
東北初のプロオーケストラ。年間80回の公演が行われています。
◇山形美術館
重要文化財の邦画も含む2,000点を収蔵し、企画展も充実しています。
◇伝統工芸品
山形鋳物や山形仏壇、山形打刃物など山形市が誇る工芸品は伝統があり、中には900年超の歴史を持つものもあります。
◇山形国際ドキュメンタリー映画祭
山形市ではたくさんの市民活動団体が形成されていて、自主上映や映画製作活動が盛んです。アジア最大規模とされる「山形国際ドキュメンタリー映画祭」も開催されています。
山形市の子育て環境
子育てを精一杯応援している山形市。引越しした子育て世代の方がまずは気になる子育ての環境についてご紹介します。
保育所の数は?
例年9月上旬に各施設及び保育育成課にて利用申込書が配布されます。
・公立保育所 / 10所
・私立保育所 / 31所
・認定こども園保育所型 / 3所
・認定こども園幼保連携型 / 20 所
※令和4年度予定
問い合わせ先:こども未来部保育育成課 / 023-641-1212
幼稚園の数は?
山形市内にある幼稚園は、国立の山形大学附属幼稚園を除きすべて私立です。山形市には「にこにこ子育て支援事業費補助金」があり、山形市民で幼稚園に2歳児で入園するとき、もし同一の私立幼稚園に兄弟がいる場合に支給されます。
・国立幼稚園 / 1園
・私立幼稚園 / 9園
・認定こども園幼稚園型 / 7園
問い合わせ先:各幼稚園
補助金についての問い合わせ先:保育育成課こども第三係 / 023-641-1212 (内線545)
山形市の子ども医療費助成は?
山形市に住む0歳から中学校3年生までの子どもたちは、外来や入院、訪問看護ステーション利用にかかる保険診療の自己負担額が無料です。助成を受けるためには「こども医療証」が必要となります。山形市に引っ越したら、すぐに申請しましょう。
問い合わせ・申請先:こども未来部家庭支援課 / 023-641-1212 (内線576,559)
3人乗り自転車購入補助金
「山形市はクルマ社会」といわれるほど、毎日の生活に車は必需品とされています。引越しした方の口コミを読むと山形市は平たんで自転車があれば不便さは感じないという意見もありました。
そこで、注目したいのが満6歳未満の幼児が2人以上いらっしゃるご家庭で3人乗りの自転車を購入する際に利用できる補助金。山形市に所在する販売店で購入した自転車が対象ですが、満6歳未満の幼児が2人以上いらっしゃるご家庭は利用して自転車の購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先:こども未来部こども未来管理係 / 023-641-1212(内線544)
元気すくすくネット
山形市には子育て中のパパママを応援する情報サイト「元気すくすくネット」があります。引越ししてすぐに役立つ情報が満載です。
元気すくすくネットはこちらから
べにっこひろば
山形市に引越ししてお子さんと遊びに行けるところを探している方におすすめなのが「べにっこひろば」です。屋内外にからだをいっぱい動かし遊べる遊具が整っている施設。0歳~2歳対象の乳幼児用小型おもちゃもありますよ。利用料金は無料。ただし、子どもたちだけでの利用はできませんのでご注意を。利用する場合は保護者の同伴が必要です。
問い合わせ先:べにっこひろば / 023-674-0220
山形市での老後は温泉でいきいき
山形市の年齢を重ねても充実した毎日が過ごせるための施設が充実しています。自宅以外でゆっくりくつろげる場所があり、老後もいきいきと健康的に過ごせそうですよ。
老人福祉センター
山形市には、高齢者の各種相談や健康の増進などを目的とした催し物が行われている老人福祉センターが5ヶ所あります。1か所を除き、浴場付きです。浴室使用料は100円と格安で利用できます。
■ 小白川やすらぎ荘(浴場なし)
■ 漆山やすらぎ荘
■ 大曽根さわやか荘
■ 鈴川ことぶき荘
■ 黒沢いこい荘
かすみが温泉
総合社会福祉センター内に「かすみが温泉」があります。お年を召した方の交流の場でよりどころになっていているそうです。ボディーソープやシャンプー、ドライヤーは常備されているので、タオルや着替えを持参すればOK。心と身体がリフレッシュできますね。場所は山形駅から歩いて15分ほどの市内中心部にありアクセスも抜群です。浴室使用料は200円。小中学生は100円で利用ができます。
成安温泉
地域交流型総合福祉施設「いきいきの郷」内には、「成安温泉」があります。加えて温水プールもあり、身体のリフレッシュができる施設です。成安温泉は源泉名「古湯の秘湯」。地下約1,400mから汲み上げた古代湯が使われている本格派の温泉です。浴室使用料は大人300円で、子どもは100円。プ-ルの使用料は 大人500円、子ども200円です。プール使用料には浴室使用料も含まれています。
介護保険と高齢者に関する問い合わせ先:福祉推進部長寿支援課 / 023-641-1212
【まとめ】山形市に引越しして困ったときは?
山形市は、中心街と住宅地、自然がバランスよく詰まっている街です。引越しをしたことをきっかけに、いろんなライフスタイルが体験できそうですね。そんな素敵な街に引っ越しても困ることがあるかもしれません。そのような時は市役所へ問い合わせましょう。また、山形市民の暮らしに役立つ情報が掲載された行政情報誌「山形市くらしガイド」があり、ネットからでもダウンロードできます。引越し前に山形市をリサーチしたい方はダウンロードされてみてはいかがでしょうか。
山形市市役所
電話 / 023-641-1212
開庁時間 / 月曜日から金曜日 午前8時30分~午後5時15分
(祝日および12月29日から1月3日を除く)