引っ越しが宮城県登米市に決まった人必読! 市民にやさしい子育て&福祉制度

登米(とめ)市は宮城県の北東部に位置し「仮面ライダー」の著者、マンガ家の石ノ森章太郎氏の生誕の街としても知られています。今回は登米市に引っ越した方、これから引越しを検討している方に役立つ子育てや高齢者向けの施策等についてご説明しましょう。

 

のんびりと暮らせる自然豊かな登米市

登米市は冬季の降雪量が少なく、東北地方ではありますが比較的温暖な環境とされています。2021年放送のドラマの舞台となり、全国的に街の魅力が認知され注目度が高まりました。

「登米」はトヨマ?それともトメ?

登米の歴史は「続日本紀」に記述されるほど古く、読み方の成り立ちにも諸説があるようです。引越しして戸惑いそうですね。読み方には使い分けがされていて、町内の施設名称は、「トヨマ」で読みます。例えば、トヨマ小学校やトヨマ中学校です。

国・県の施設は、「トメ」で読まれています。例えば、宮城県立トメ高等学校や仙台法務局トメ支局、宮城県トメ警察署などといった具合です。

登米市の人口は?

令和4年3月末の調べによると登米市の人口は75,628人です。登米市では、住みたくなるまちづくりを目指し、移住を促進する取り組みなどもあり、引越しした方も住みやすい環境でしょう。

レトロな街並み「みやぎの明治村」

街には、ハイカラな洋風建築物や重厚な蔵造りの商家など、明治時代の雰囲気が漂う建物が現存しています。また、藩政時代の武家屋敷や史跡も残っており、登米市登米町は「みやぎの明治村」と呼ばれているところです。

もちろん、登米市は自然も豊か。白鳥など渡り鳥の越冬地として国際的に知られている「伊豆沼・内沼」や春には遊歩道沿いに500本の桜が咲く「平筒沼ふれあい公園」などもあり、引越ししてからの休日、きっと楽しみが尽きないでしょう。

子どもたちが健やかに成長できる登米市

登米市では安心して産み・育てることのできるまちづくりが進められています。

保育施設の数は?

働いているパパママが引越ししてまず確認したいのが保育施設。新年度4、5月入園希望申し込みは例年10月中旬から始まります。

認可私立保育所10所
認可公立保育所3所
公立認定こども園1園
私立認定こども園9園
小規模保育事業所12所
事業所内保育事業所(小規模A型)地域枠1所
企業主導型保育事業2所
事業所内保育所2所

問い合わせ先:登米市福祉事務所子育て支援課 / 0220-58-5562

幼稚園の数は?

登米市には保育所及び幼稚園共に公立と私立があります。申し込み先は各園です。

市立幼稚園5園
私立幼稚園1園

問い合わせ先:登米市教育委員会学校教育課 / 0220-34-26790246-22-7458

子ども医療費助成

登米市では子育てする家庭の経済的負担を軽減し、子どもたちが健やかに成長するために医療費の助成が行なわれています。「子ども医療費助成受給資格者証」と保険証を提示すると、医療費の支払いが不要。引越ししたらすぐに登録しましょう。

助成対象年齢:入院・通院ともに18歳(高校生世代)まで
登録が必要:登録後「子ども医療費助成受給資格者証」が交付

問い合わせ先:市民生活部国保年金課 / 0220-58-2166

パパママの心強い味方 子育てガイド「スマイル☆とめっこ」

登米市には子育て支援の情報を幅広くまとめた子育てガイド「スマイル☆とめっこ」があります。保育所等の情報や子育て支援センターの紹介などの情報が満載です。

「スマイル☆とめっこ」の詳細→ココ

登米市子育て支援センター

登米市には、子育て支援センターが5ヶ所あります。親子で楽しめるイベントなどが開催されているので、引越ししたばかりのパパママはぜひチェックしましょう。

子育て支援センター事業について→ココ

登米市誕生祝金

登米市では、誕生したお子さんに誕生祝金が贈られています。

・第1子:3万円
・第2子:5万円
・第3子以降:10万円

問い合わせ先:登米市福祉事務所子育て支援課 / 0220-58-5562

住民バス兼登米市立小学校スクールバス

小学校が統合された地域には、遠距離通学児童の通学条件を緩和するために、スクールバスが運行されています。引越ししたエリアでスクールバスが運行されているか確認しておきましょう。また、スクールバスは、市民バスが走っていない地域の輸送サービス「住民バス」としても利用されています。

問い合わせ:登米市まちづくり推進部市民協働課 / 0220-22-2173

老後も安心して暮らせる登米市

登米市には老後も穏やかに安心して暮らせるよう、いろいろな高齢者サービスが用意されています。

登米市配食サービス

食事の調理が困難な高齢者などに対して、栄養バランスのとれた食事が1日1回を目安に自宅に届けられています。週3回を限度とされていて、利用料金は1食350円です。

問い合わせ先:登米市福祉事務所長寿介護課 / 0220-58-5551

ひとりぐらし緊急通報システム

登米市では市内に住むおおむね65歳以上の一人暮らしの方や高齢者のみの世帯の方、一人暮らしの身体障害者を対象に緊急通報機器一式(本体、ペンダント、センサー)が貸し出しされています。緊急時に押すだけでなく、一定時間動きが無い場合も自動で通報が入るシステムです。

問い合わせ先:福祉事務所長寿介護課 南方庁舎 / 0220-58-5551

福祉用具貸与

登米市では、福祉用具を貸与したり、福祉用具購入を支給したりする施策が行なわれています。福祉用具貸与はケアマネージャーへの相談が必要。また、福祉用具購入は、限度額が決まっていて、年間10万円までとなっています。

問い合わせ先:福祉事務所長寿介護課 南方庁舎 / 0220-58-5551

免許返納したら市民バス

登米市には2007年4月1日から本格運行を開始した市民バスがあります。主に各総合支所や旧町域の中心市街地から、市内の高校や病院、市役所などの公共施設間で運行されています。民間事業者に委託して運行している1回の乗車料金が100円。運転免許を自主返納された方は、乗車無料になります。ただし、無料乗車券「あしがるくん」の交付が必要です。

問い合わせ先:登米市まちづくり推進部市民協働課 / 0220-22-2173

【まとめ】登米市に引越しして困ったときは?

街の歴史のことから子育て、自然環境づくりと登米市は地域づくりの活動が活発に行われています。登米市に引っ越してよかったという思いが高まりそうですね。もし、引越して困ったときは市役所に問い合わせましょう。

登米市役所

【電話番号】0220-22-2111

【開庁時間】午前8時30分~午後5時15分

【閉庁日】 土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始(12月29日~1月3日)

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