刈谷市は愛知県有数の工業地帯。しかし、自然環境にも恵まれ住みやすい街として人気です。今回は、快適な街とされる刈谷市に、引っ越した方、これから引越しを検討している方に役立つ子育てや高齢者向けの施策等にスポットを当てます。
都市機能と自然が共生するまち「刈谷市」
刈谷市で進められているのは、元気・笑顔・希望のまちづくりです。実現する他ために様々な施策が行なわれています。
交通網が整いアクセスもよい刈谷市
刈谷市には東海道本線、名古屋鉄道名古屋本線・三河線が通っています。市の中心駅となっている刈谷駅から名古屋駅までJR特別快速を利用すると17分で着くことが可能。東海道新幹線が停まる三河安城駅へはJR線で7分、新幹線利用で大阪へは約1時間20分、東京へは約2時間で行ける便利さです。
無料運行の公共施設連絡バス「かりまる」
市内主要な公共施設の間を公共施設連絡バス「かりまる」が走っています。なんといっても運賃が無料は注目したいポイント。年齢制限もありません。年末年始のお休み以外は毎日運航しています。
問い合わせ先:都市交通課 / 0566-95-0004
アンケートからもわかる刈谷市の住みやすさ
刈谷市では2年おきに市民意識調査が行われています。令和2年度の結果によると「これからも刈谷市に住み続けたいと思いますか」という質問に対して「いつまでも住み続けたい」の回答が46.2%、「当分住み続けたい」の回答が40.8%でした。あわせると87.0%という高水準です。実際住んでいる方の回答から、刈谷市が住みやすいことがよくわかりますね。
防犯カメラの設置を推進
犯罪抑止を図るために防犯カメラの増設が進められています。安心して暮らすための細かい配慮が行き届く素敵な街です。
設置台数:令和元年度30台、令和2年度20台、令和3年度23台
子どもたちを豊かに育む施策がいっぱい
刈谷市では「すべての子どもが健やかに育ち、また、安心して子どもを生み育てること」が目標です。様々な子育ち・子育て支援が行なわれています。
保育施設の数は?
刈谷市では、待機児童解消の一環として、一部の公立保育園を0~2歳児の受け入れに特化した乳児園への移行が進められています。また、3~5歳児においても公立幼稚園が認定こども園へ移行しています。刈谷市ではこども園のことを幼児園と呼んでいます。
認可公立保育園19園
私立幼稚園2園
幼児園15園
問い合わせ先:子ども課 / 0566-62-1014
子ども医療費の助成
刈谷市では0歳から中学校卒業(3月31日まで)の子ども医療費が助成されています。「子ども医療費受給者証」が必要なので引越ししたらすぐに手続きされることをおすすめします。
また、高校生世代は18歳に達した日以後の最初の3月31日まで入院の助成を受けることができます。
問い合わせ先:国保年金課医療係 / 0566-62-1207
心強い「かりやしファミリー・サポート・センター」
「かりやしファミリー・サポート・センター」は地域において育児の援助を受けたい人を、育児の応援をしたいボランティアの方々が助ける会員組織です。対象は0歳から小学校6年生までのお子さん。平日は1時間600円で、土日祝日は700円です。軽い風邪をひき保育園では預かってもらえないときも利用できます。
問い合わせ先:保健センター(子育て支援課) / 0566-23-8877
市内には公園がいっぱい
刈谷市は緑の基本計画が進められていて、引越したら「公園が多いな」と感じるでしょう。令和 3 年4月の時点で市内には公園が109ヶ所もあります。市内を通る川や池などを活かしてつくられた公園は四季折々の草花も楽しめ、子どもたちとのんびり休日が過ごせるでしょう。
老後も安心なスローガン「守ろう!安心安全と健康」
刈谷市は高齢者が住み慣れたまちで安心して暮らし続けるための施策がいろいろ推進されています。
元気で生きがいのある生活に!
刈谷市では、タクシー料金の一部を助成するなど、高齢者の外出機会を増やし、社会への参加促進が図られています。
その他、配食サービス(一般食)や緊急通報システムなどの福祉サービスもあり一人暮らしの高齢者の方も安心して暮らせるところです。
はいかい高齢者見守りシール
刈谷市では、高齢者見守る活動が活発です。市と社会福祉協議会、地域の協力事業者が連携し、高齢者の見守り体制が構築されています。また、QRコードが付いた「はいかい高齢者見守りシール」をつくり、行方不明になったときに迅速に探し出せるような仕組みも取り入れられています。
要介護認定を受けていない方にも福祉サービス
要介護認定等を受けていない方にも施策が用意されています。住宅バリアフリー化工事費補助や「あつまりん」と呼ばれるボランティアによるミニデイサービスもあります。
地域包括支援センターを各中学校区に整備
高齢者数が増加し、相談も増えていることから身近な地域で相談や支援を受けることができるよう、6つある中学校区に地域包括支援センターの設置が進められています。
問い合わせ先:長寿課 管理係・高齢福祉係 / 0566-62-1063
【まとめ】刈谷市に引越しして困ったときは?
2020年財政健全度で1位。市は大手自動車会社関連の事業所が多く、ベッドタウンの性質も併せ持っています。強固な産業基盤があるので、財政収入が豊かといえます。そういった背景もあり、市の手厚いサポートが行き届き子どもからお年を召した方まで安心して住める街となっています。もし、引越して困ったときは市役所に問い合わせましょう。
刈谷市役所
電話番号:0566-23-1111
【開庁時間】午前8時30分~午後5時15分
【閉庁日】 土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)