羽曳野市(はびきのし)はベッドタウンで、大阪市周辺での引越し先として候補に挙がる街です。「古市古墳群」や「竹内街道」など歴史的に重要とされる名所があることでも有名です。今回は世界遺産がある街、羽曳野市に引越する方に役立つ教育&福祉制度をご紹介します。
羽曳野市の住みやすさ
まずは羽曳野市の住み心地の良さをピックアップします。
大阪市へのアクセスが良い
公共交通機関は、近鉄南大阪線が羽曳野市に乗り入れをしていています。市内にある駅は古市駅と恵我之荘駅、高鷲駅、駒ケ谷駅、上ノ太子駅です。中でも古市駅には急行や準急が停車。大阪阿部野橋駅と古市駅間は約20分です。新大阪からは約50分、関西国際空港からは約90分で羽曳野市に着きます。
高速道路は阪和道や西名阪、南阪奈道路などが市内を走っているので、車を利用する方にも便利なところです。
病院病床数は全国平均より上
2018年11月の時点で、羽曳野市の一般診療所総数は66ヶ所あり、その内小児科は13ヶ所、産婦人科系は3か所です。病院は「大阪はびきの医療センター」を含め7ヶ所。病院病床数は全国平均を上回っています。
ぶどうといちじくが特産品の自然豊かな街
羽曳野市は生駒山地と金剛山地に囲まれた河野平野にあります。果物の産地で特産品のぶどうは古くから栽培が盛ん。市内には3つのワイナリーがあります。豊かな自然があるところは羽曳野市の魅力ですね。
羽曳野市の子育て・教育制度
羽曳野市では「はびきのこども夢プラン」を策定。子どもたちの「健やかな育ち」と「子育て」を社会全体で支える環境づくりが進められています。
子ども医療費助成制度
・対象年齢:0歳から18歳
健康保険に加入し、羽曳野市に居住する0歳から18歳になった後の最初の3月31日まで医療費の助成を受けることができます。
・自己負担額: 1日最大500円
自己負担額は入院・通院とも1医療機関ごと1日500円まで、それ以上は助成されるので払う必要がありません。月当たり2日目(最大1,000円)までとわずかに負担額が発生しますが、3日目以降は無料となります。
・子ども医療証
受診する際に子ども医療証が必要となるので、引越したら市役所に出向き発行してもらいましょう。提出書類は市のホームページからダウンロードできます。
問い合わせ先:保健福祉部 保険健康室 保険年金課 (072-958-1111)
はびきのE-Kids!
羽曳野市では子どもたちが自然と英語に親しみ、習得することを目指し「はびきのE-Kids!」というプログラムを平成30年度からスタート。市立幼稚園と市立認定こども園の園児が対象です。市職員や外国人スタッフと子供たちが一緒に英語の歌を歌ったり、ゲームをしたり楽しみながら英語を学べる内容となっています。
問い合わせ先:市長公室 政策推進課 特命事業推進室(072-958-1111)
保育所の数は?
2020年6月の時点で羽曳野市内に保育所は、公立5所と私立7所の合計12所あります。申し込み先はこども課です。
幼稚園の数は?
羽曳野市には2020年9月の時点で12の公立幼稚園と1つの私立幼稚園があります。
認定こども園の数は?
2021年6月現在、羽曳野市の公立認定こども園は平成30年4月1日に開園した「こども未来館たかわし」のみです。私立は3園あります。
学校の数は?
令和3年4月の時点で、市内には小学校が13校、中学校が5校あります。それとは別に幼稚園から中学まで12年間の一貫教育が行われている義務教育学校「はびきの埴生学園」は注目度が高い学校です。引越される方で長く羽曳野市に住まれる予定の方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先:羽曳野市教育委員会事務局 学校教育室 学校教育課(072-958-1111)
子育て情報サイト「はびきの子育てネット」
羽曳野市には「はびきの子育てネット」という情報サイトがあります。内容は妊婦さんと0歳児から5歳児までの子どもたちの情報が中心です。市のことも課や保険センター、子育て支援センターからの最新情報がキャッチできます。お子さんがいる方はぜひサイトをのぞいてみてください。
羽曳野市のいきいき計画
羽曳野市では、「高齢者が地域社会でいつまでも健康で活躍でき、いつまでも安心して暮らせるまちづくり」を基本理念としています。ここでは羽曳野市の高齢者に向けたサービスを一部ご紹介します。
緊急通報システム運営事業
緊急通報装置を日常生活に不安のある高齢者の方にレンタル。緊急時に発信機のボタンを押せば、24時間看護師もしくは保健師が対応します。緊急性を要する時は、出動員が派遣されます。
在宅高齢者移送サービス事業
一般的な交通機関の利用が困難な高齢者に1か月に福祉タクシー利用券が2枚交付されます。
福祉理美容助成事業
要介護3~5の方で、理美容院に自力で行くことが困難な方が対象です。理美容師さんが訪問して、自宅で髪をカットしてくれます。料金は1回2,550円で、年に3回まで利用が可能。
在宅高齢者おむつ給付事業
在宅でおむつを使用している方に、1か月につき5,000円分のおむつ給付券が交付される施策です。給付券の指定取扱店のみでの利用。おむつ用品が購入できます。
【まとめ】羽曳野市に引越しして困ったときの連絡先
羽曳野市にはLINE公式アカウントがあります。引越ししたら登録してみてはいかがでしょうか。市内の情報が一目でわかります。LINEではなく電話での質問は市役所まで。
開庁時間:午前9時~午後5時30分(土日祝、年末年始を除く)
電話番号:072-958-1111