熊本市に引っ越した方がまず驚くのは、水道水が美味しいこと。熊本市の水道は、すべて地下水で「100%ミネラルウォーター」なのです。50万人以上の大都市では日本唯一とされています。今回は、恵まれた自然環境の熊本市のごみルールをご紹介します。
熊本市のごみ出し基本ルール
熊本市の家庭ごみは、燃やすごみ、埋立ごみ、紙、ペットボトル、資源物、プラスチック製容器包装、特定品目の7分別です。
熊本市には指定ごみ袋が「あります」
熊本市では、燃やすごみと埋立ごみには指定ごみ袋(有料)を使用しなくてはなりません。10枚1セットで販売されています。
1袋あたりの販売価格 ※令和2年9月現在
大(45ℓ) | 中(30ℓ) | 小(15ℓ) | 特小袋(5ℓ) | |
燃やすごみ(袋は半透明、文字は青) | 35円 | 23円 | 12円 | 4円 |
埋立ごみ(袋は透明、文字は緑) | 35円 | 23円 | 12円 | なし |
紙類は?
新聞紙や折込チラシ、段ボールなどといった紙類には、指定のごみ袋はありません。紙の種類ごとにたたみ、紐で十字に縛ればOK。お菓子の外箱など縛れない紙は、紙袋に入れて出します。その際は中身が飛び出ないように、紙袋は紐で十字に縛りましょう。
プラスチック製容器包装は?
プラスチック製容器包装は、透明(または半透明)の袋に入れて出します。指定の袋はないので市販の透明ごみ袋でOK。サイズは45ℓまでです。
資源物は?
空きびんや空き缶、なべ類、古着類、自転車などは、資源物のごみに分類されます。種類ごとに45ℓまでの市販ごみ袋(透明)で出しましょう。空きびんと空き缶は同じ袋に入れてもOKです。自転車は防犯登録を警察で抹消する必要があり、「不用品」と書いた札をつけて出します。
ペットボトルは?
熊本市の指定袋はなく、45ℓまでの市販ごみ袋(透明)で出します。ふたとラベルは外しましょう。
特定品目は?
蛍光管や水銀体温計、ガス缶、乾電池などが特定品目に分類されます。特定品目は異なる種類でも、まとめて1枚のごみ袋(透明)に入れて出すことが可能です。ただ、乾電池だけは別途小さな透明袋に入れて出しましょう。
ごみを出す日
燃やすごみは週2回、紙とプラスチック製容器包装は週1回。資源物とペットボトル、特定品、埋立ごみは月2回の収集です。収集日は住んでいる地域によって異なるので「家庭ごみ・資源収集カレンダー」で確認しましょう。
ごみを出す場所
ごみを出す場所のことは「ごみステーション」と呼ばれています。ごみステーションは、それぞれの地域で決められています。引っ越ししたら、自治会関係者の方や不動産屋さんに尋ねましょう。
ごみを出す時間
熊本市は、明るい時間帯に収集が行われています。午前8時30分までには出しましょう。
熊本市のリサイクルポリシー
熊本市では「生ごみ減量1人1日20g」が目標。そのためにも「買いすぎない」「作り過ぎない」「食べ残さない」が呼びかけられています。
もったいない!食べ残しゼロ運動
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられている食べ物のこと。熊本市の食品ロスは、年間約37,000tと推計されています。熊本市では、「もったいない!食べ残しゼロ運動」が実施され、食品ロス削減に取り組んでいます。
大型ごみは「ごみゼロコール」へ
熊本市の指定袋(大袋)に入れることができない「大型ごみ」の処理は、「ごみゼロコール」へ事前に申し込む必要があります。有料で、ごみゼロコールで指定された金額の「大型ごみ処理シール」の購入が必要です。種類は、500円(オレンジ色)と900円(青色)。熊本市内のコンビニエンスストアなどで販売されています。
利用すると便利!
大型ごみを収集場所まで、運び出しが難しい場合がありますね。そのようなとき場合は、熊本市シルバー人材センターのライフサポート事業(有料)を利用すると便利。申し込みは、ごみゼロコールへ。
■ごみゼロコール■
受付時間:月曜日~土曜日午前8時30分~午後5時
連絡先:電話/0570-00-5374 FAX/096-353-7070
ごみに困ったときの調べ方・問い合わせ先
ごみゼロコールでは、大型ごみの申し込みだけでなく、ごみの出し方や分別などごみ全般の相談もできます。また、「これはどうやって捨てればいいの?」と困ったときは、「熊本市 ごみ分別辞典」や「熊本市ごみ分別アプリ」を事前にダウンロードしておけば便利です。品名を入力すると簡単に調べることができます。また、「熊本市 ごみ分別辞典」のページでは、チャットでの質問も可能です。ぜひ活用しましょう。
熊本市には、さまざまな制度についての問い合わせができるコールセンター「ひごまるコール」(06‐334‐1500)があります。ごみゼロコールが休みの日曜日などに困ったときは、ぜひ利用してみてください。