川崎市は、家庭ごみを8種類に分けて分別収集しています。粗大ごみは月2回収集のチャンスがあり便利です。その反面、古紙類は市で収集をしていない点には注意しましょう。そんな川崎市の家庭ごみの出し方について、引越し前にチェックしておきたい基本ルールをまとめました。これから初めて川崎市に住む、という方はぜひ確認してくださいね。
川崎市の家庭ごみ基本ルール
川崎市では、家庭ごみを8種類に分別して、指定の曜日に地域ごとに決められた集積所にごみを出します。他の政令指定都市ではよく見かける市指定の有料ごみ袋はなく、透明または半透明のごみ袋にごみを入れて出すルールです。
川崎市での家庭ごみについて、ごみの種類と収集している頻度は以下の通りです。
- 普通ごみ(週2回・透明または半透明袋またはふた付きポリ容器)
- 空き缶・ペットボトル(週1回・透明または半透明袋)
- 空きびん(週1回で空き缶・ペットボトルと同じ日・専用かご)
- 使用済み乾電池(週1回で空き缶・ペットボトルと同じ日・透明袋)
- ミックスペーパー(週1回・紙袋または紙ひもなど)
- プラスチック製容器包装(週1回・透明または半透明袋)
- 小物金属(月2回)
- 粗大ごみ(月2回・事前予約制・粗大ごみ受付センターへ予約する)
毎週定期的に収集されるごみについては、それぞれ指定された条件に合う袋を使うなどして、各地域で定められた場所に、午前8時までに出すようにします。祝日は収集されますが、日曜日と毎年1月1日~3日は収集されない点にも注意しましょう。
分別ルールに関わらず、最長辺が50cm以上(小型家電の場合は最長辺が30cm以上)のごみは、粗大ごみの対象です。粗大ごみのルールについては以降で説明します。
川崎市の粗大ごみルール
川崎市では、最長辺が50cm以上(小型家電の場合は最長辺が30cm以上)のごみは、粗大ごみとして出します。粗大ごみは有料で、地域ごとに月2回の収集日が決まっている点に注意が必要です。
申し込みの受付は、電話・インターネットのいずれかから行います。聴覚・言語障がい者専用FAXでも申し込みが可能です。予約をして料金を確認したら、市内のコンビニエンスストアや市内の郵便局で「川崎市粗大ごみ処理券」を金額分購入して、粗大ごみに貼り付けます。
■粗大ごみの連絡先
粗大ごみの申込先は以下の通りです。
【インターネットでの申込み先】
https://www.sodai-kawasakicity.jp/eco/view/kawasaki/top.html
受付時間:365日24時間受付
申込み期限:居住エリアの収集日の前日から数えて3日前まで(土・日および12月31日~3日は除く)
【電話での申込み先】
・粗大ごみ受付センター
一般加入電話などから:0570-044-530
携帯電話・IP電話などから:044-930-5300
FAX(聴覚・言語障がい者専用):044-930-5310
受付時間:毎日午前8時~午後4時45分
休日:日および12月31日~3日
申込み期限:居住エリアの収集日の3営業日前まで(受付センターの休日を除いて数える)
川崎市で収集しないごみ
川崎市では、収集しないごみとして、以下のものが定められています。
- 処理困難物:購入先または販売店、メーカー等に相談
- ボタン型電池・充電式電池:回収協力店に設置の「ボタン電池回収缶」「リサイクルBOX」に入れる
- 消火器:販売店に問い合わせ
- 在宅医療廃棄物(注射針・薬:かかりつけの医療機関に引き渡し)
- 事業活動(事務所・商店・工場等)に伴うごみ:収集運搬許可業者に委託
- パソコン:メーカーにリサイクルを依頼
- 自動二輪車(原動機付き自転車を含む):販売店に引き取りを依頼
- 家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機):過去に購入した家電店・買い替え家電を購入する家電店または家電メーカーにリサイクルを依頼
- 一時多量ごみ:有料・生活環境事業所に問い合わせ
- 段ボール、新聞紙、雑誌、古着:資源集団回収:地域の町内会やマンション管理組合または生活環境事業所に問い合わせ
これらのごみは、基本的に販売店かメーカーに相談して処分するように進めます。どうすればよいかわからない場合は、川崎市役所の収集計画課(044-200-2583)または生活環境事業所に問い合わせましょう。
一時多量ごみは有料で許可業者に処分を依頼し、段ボール、新聞紙などのごみは地域の資源集団回収と、川崎市独自の取り組みを実施しています。どう処分すればいいかわからない場合は、いずれも生活環境事業所に問い合わせてください。
川崎市のごみ出しルールを詳しく確認するには
川崎市のごみ出しルールについて迷うことがある場合は、「ごみの分別に迷ったら」にアクセスして確認しましょう。ごみの品目名を50音順で探せますので、分別に迷ったときに便利です。また、ごみ分別アプリもありますので、スマートフォンにダウンロードしておくと、分別に迷ったときもすぐ確認できます。
川崎市のごみ出しに迷ったら生活環境事業所に問い合わせを
川崎市のごみ出しルールは、指定のごみ袋もなく、分別ルールに沿って捨てていくだけなので基本的にはさほど難しくありません。ただし、ひんぱんに出る段ボール・古着などの資源ごみは、川崎市では収集しないので注意が必要です。
資源集団回収については、町内会やマンションの管理組合などに確認しますが、賃貸アパートなどどうすればいいかわかりにくい場合は、住んでいる地域を所轄している生活環境事業所に確認してください。引越し後に発生しがちな一時多量ごみは有料なので、引越し前にできる限りごみを処分するなどごみを減らす工夫はしておきましょう。