新居での生活を気持ちよく過ごせるために、荷物を入れる前の大掃除がおすすめ。大掃除していなかったために起こった、エピソードも交えてその理由をお話します。
引っ越し前の掃除が必要な理由
最近の賃貸物件は、清掃専門業者が掃除を済ませ、室内の消毒も行われているところが多くなっています。しかし、見えない部分が掃除されておらず、後から大掃除されたというお客様がいらっしゃいました。荷物を入れる前に汚れていたなら、大家さんや仲介した不動産さんに話し掃除のやり直しをしてもらえる場合がほとんどです。しかし、引越後に気づいてもなかなかしてもらえません。そういったことから、引っ越し前に汚れのチェックも兼ねての大掃除をおすすめしたいのです。
見逃しやすい場所
- エアコン/フィルターはきれいでも、外したらアルミ製のフィン部分にカビがある場合があります
- 換気扇/フィルターを外したら、油がべっとりついている場合があります
- 浴室/浴槽のパネル「エプロン」を外すとカビが発生していることがあります
以上のように、表面上はわからない掃除残しがあるので、新しい生活のスタート前にはきれいにしておきたいですね。
引っ越し前の害虫駆除
これも、新築でない物件でのお話になります。ゴキブリやダニなどの駆除は、家具が搬入されてない状態で行うのが効率が良いです。その理由は、薬剤が家具につくことを防ぐことができるからです。また、小さいお子さんやペットを飼っていらっしゃるご家庭では、駆除をした後は床拭きをした方が良いと一般的にいわれています。部屋に荷物がない方が拭き掃除も楽々ですよね。
余談ですが、ゴキブリは卵の状態では駆除剤が効きにくいといわれていて、本来ならば2、3度としていた方がよいとか。しかし、急なお引越しであったり、新居が遠方だったり、なかなかそうはいきませんね。
実際にあった話ですが、中古物件を購入しおひっこしされたお客様で入居後にゴキブリが発生し、一旦家具を撤去し駆除されたケースがあります。私たちの会社には、荷物を一定期間預かるサービスがあり、それを1週間ほどご利用いただき、お客様はホテル住まいをされました。短期間で2度のお引越し、精神的にも大変な負担だったと思われます。このような光景を見てきたこともあり、可能な限り害虫駆除や消毒をおすすめしたいです。
水回りの掃除
排水管の中は見えませんが、これも汚れがたまりやすいところです。新築でなければ引越する前に、排水管専用の洗剤を使い、きれいにしましょう。特に洗濯機の排水口は、洗濯機を置いてしまうと位置によっては手が届かず、掃除がしにくくなる場合もありますね。
分譲マンションなどでは匂いや詰まり防止のために、管理組合が定期的に掃除をされてます。しかし、引っ越ししたタイミングによっては、清掃した日から月日がたっている場合がありますね。そういったことから、引っ越す前に水回りのお掃除もおすすめしたいのです。塩素系の洗剤で、詰まった髪の毛を溶かしてくれるものも販売されているので、それらを使ってみてはいかがでしょう。臭いもなくなり、一石二鳥です。
時間がない方はプロにお任せ
アーク引越センターのオプションサービスに、ホームクリーニングもあります。しつこい汚れの除去やお忙しい方は、ご利用になってはいかがでしょうか。お掃除のプロがピカピカの新居にしていきます。掃除だけでなく、フローリングのコーティングもしているので、新築のお客さまでも床をピカピカしたいときや床を守りたい方にも便利なお掃除プランです。引越しの打ち合わせの時に営業マンにご相談ください。
まとめ
今回は、少しドッキリするエピソードも紹介しましたが、少しの手間で気持ち良く過ごせる理由、おわかりいただけましたでしょうか。「引っ越し前の大掃除」、引っ越し前にやることリストに加えませんか。