今回は山形市に引越しされた方が、落ち着いたらぜひ出かけていただきたいスポットをご紹介します。住んでいるからこそ何度でも訪れやすく、誰もが親しみやすい公の施設を中心にお届けします。
山形市の憩いの場&おすすめ公共施設
山形市は、山形県の県庁所在地及び最大の都市。厳しい寒さと豪雪の印象がありますが、自然の恵み、豊かさが満喫できるところでもあります。ここでは、山形市の魅力ある憩いの場をご紹介します。
和と洋の建築がコラボレーションする山形市立郷土館
山形市立郷土館は過去病院として使われていた建物を霞城公園内に移築したものです。欧米の建築を日本の職人が真似て建築した「擬洋風建築」が特長で、建物は国の重要文化財に指定されています。
外観は3層なのに内部は4階建てと複雑な構造や内部の装飾など、日本古来の高度な技がいたるところに伺え、見ごたえがあると評判です。入場料無料なので、何度でも足を運んでみたくなる施設です。
【住所】山形県山形市霞城町1-1(霞城公園内)
【利用料金】無料
【公式ホームページ】山形市役所
大小6つの沼がある広大なの西蔵王公園
西蔵王公園は、大小6つの沼を含めた自然豊かな環境に、アスレチック遊具がある広場やキャンプ場、バーベキュー広場などがある70ha超の大きな公園です。山形市街地から車で約20分という近さにあり、大人から子どもまで楽しめます。
【住所】山形県山形市大字岩波~上桜田
【利用料金】無料
【公式ホームページ】山形県ホームページ
景色も最高な山寺芭蕉記念館
出典:山形県公式観光サイト
山寺芭蕉記念館は、観光スポット山寺を一望できる高台にあります。山寺一帯の景観と調和した和風平屋建ての中では、芭蕉の真筆のほか奥の細道関連の資料が展示されていて、無料で観ることができます。京都北山杉を用いた本格的な数寄屋造りの茶室も必見です。
記念館の裏手からは、立石寺がたたずむ絶景を見渡すことができます。季節によって美しさが異なり、何度でも訪れたくなるお気に入りの場所になりそうです。
【住所】山形県山形市山寺字南院4223
【利用料金】無料
【公式ホームページ】山寺芭蕉記念館
山形市のおすすめ散歩道
山形市は、四方を山で囲まれ、一年中美しい景色を堪能できます。何度でも足を運べるおすすめの散策エリアをご紹介します。
老舗とモダンが混在する水の町屋 七日町御殿堰
水の町屋七日町御殿堰は、平成22年に開街した再開発商業施設です。江戸時代における商人の町の風情を感じられる憩いのエリアで、喫茶店や蕎麦、呉服店などレトロなお店と水堰のせせらぎが共存しています。
山形市の中心市街地を網の目のように流れる御殿堰(ごてんぜき)は農業用水堰「山形五堰」の一つです。七日町の堰の全長は17.5kmに渡り、城下町の掘に注いでいたことから御殿堰の名がついたとされています。
【住所】山形県山形市七日町2-7-6
【利用料金】無料
【公式ホームページ】七日町御殿堰開発株式会社
蔵王温泉をのんびり散策
出典:山形県公式観光サイト
山形市には、総合リゾート地として全国的に有名な蔵王温泉があります。蔵王温泉の開湯は1900年前とされ、江戸時代になると蔵王権現への西側登山口としてにぎわっていたと伝わります。
蔵王温泉の温泉街には「下湯(しもゆ)」「川原湯(かわらゆ)」「上湯(かみゆ)」の3つの共同浴場と3つの足湯があります。その他、5つの日帰り温泉施設もあり、蔵王のお湯を気軽に堪能してみてはいかがでしょうか。
【住所】山形市蔵王温泉
【利用料金】200円(共同浴場)
【公式ホームページ】蔵王温泉観光協会
建築探訪におすすめ文翔館
出典:山形県公式観光サイト
山形県郷土館の文翔館は、山形市のランドマーク的存在で市民の憩いの空間です。「劇場版るろうに剣心」をはじめとする映画やドラマの撮影場所のロケ地としても使われ、聖地巡りをする方も多いんだとか。庭園も美しく、散策にぴったりです。
山形市の中心部は文翔館のような洋風建築が残っているので、建築探訪が好きな方には楽しい街でしょう。
【住所】山形市旅篭町3丁目4-51
【利用料金】無料
【公式ホームページ】山形県郷土館 文翔館
山形市の四季折々の名所
山形市の季節が楽しめるスポットをご紹介します。
約660本の桜の回廊馬見ヶ崎川さくらライン
山形市街地を流れる馬見ヶ崎川沿いは、4月上旬になると約2.3kmに渡りソメイヨシノが咲きほこります。川のせせらぎを聞きながら桜が眺められ、市内でも人気の桜の名所です。桜のシーズン中、白川町地内から馬見ヶ崎川上流に向けての約830mではライトアップが行なわれます。
【住所】山形県山形市小白川町付近馬見ヶ崎川河畔
【利用料金】無料
【公式ホームページ】山形市ホームページ
名の通り紅葉の名所もみじ公園(旧宝幢寺庭園)
池泉回遊式の庭園として有名なもみじ公園。名からもわかるように紅葉の名所です。もみじ公園はかつてこの場所にあった宝幢寺という寺院の庭園としてつくられました。江戸時代になり、山形藩主・松平忠弘が城内の本丸庭園をつくり直したときに余った石ともみじを使い改修が加えられたとされています。
【住所】山形市東原町2-16-7
【利用料金】無料
【公式ホームページ】山形市観光協会
約2500株のあじさいが観賞できる出塩文殊堂/あじさい参道
約1200年前に弘法大師が開いたとされる出塩文殊堂(あじさい寺)には、約2500株40種のあじさいが咲きます。お堂まで続く参道は515mあり、青色や紫色など色とりどりの紫陽花を観賞しながら楽しめるところです。「むらきざわあじさい祭り」が毎年開催され、日没後のライトアップなども行われています。
参道途中には、山形市指定天然記念物の「夫婦杉」があります。元は2本だった木が合わさって1本になった珍しい杉の木で、こちらもおすすめです。
【住所】山形県山形市村木沢6048
【利用料金】無料
【公式ホームページ】山形県公式観光サイト
山形市を散策してのんびり時間を楽しもう
今回は「山形市に住んでいるからこそ行ける」という視点で絞り込んだスポットをご紹介しました。引越しが落ち着いたら、ぜひ参考にして山形市の散策をお楽しみください。山形市は美味しい食べ物も多く、引越してからの楽しみがいっぱいですね。