札幌への引っ越しが決まったらファミリーは豊平区、一人暮らしなら中央区を検討してみよう

大学の進学や就職、転職などで札幌への引越しが決まったけれど、どこに住もうかとお悩みではありませんか?今回は、札幌市市内で住むのにおすすめの区や市内の交通アクセスについてまとめましたので、住まい探しの参考にしてくださいね。

札幌市と引越し先におすすめしたい区の特徴

札幌市は日本で最も北に位置する政令指定都市です。2015年時点で人口総数1,952,356人で、この数は全国の市でも4番目に多く、経済圏・商業圏ともに規模が大きくなっています。また、毎年1,300万人が訪れる観光都市でもあり、国内外から多くの観光客が訪れます。

そんな札幌市内の全10区の中でも住みやすい街として人気のある5区について、それぞれの特徴を紹介しましょう。

【中央区】
札幌市の中心に当たる区で、北海道庁や札幌市役所などの省庁、大企業の支店などが集まり、機能的にも北海道の中心地となる区です。JR札幌駅周辺、大通公園周辺といったオフィス街・繁華街、歓楽街のすすきのもすべて中央区内にあります。西側の円山地区は、閑静な住宅街が広がり、生活しやすい環境が整っているエリアです。

区内の交通網も充実していて、JR函館本線、地下鉄の東西線・東豊線・南北線・札幌市電が縦横に走っているため交通至便。地下鉄東西線の円山公園駅や西18丁目駅、西28丁目駅は自然も多く賃貸物件の数も多い傾向にあります。職住近接で暮らせるエリアとしておすすめの区です。

【北区】
中央区の北側に位置し、南側には北海道大学があるほかには、住宅街が広がっている区です。交通はJR学研都市線がメインで、新琴似駅までの南部には地下鉄南北線も走っています。スーパーなどもあり、比較的ファミリー層が多く住む地域でもあります。

【西区】
住宅地が多く、自然も豊かな区。地下鉄東西線の宮の沢駅周辺は関税な住宅街が広がっているほか、JR琴似駅周辺も交通の便が良く暮らしやすいエリアです。1LDK~3DKと、2人暮らしやファミリー向けの広さを持つ物件が多く、静かな環境で子育てをしたい場合には候補のひとつとして考えると良いでしょう。

【豊平区】
札幌ドームやクラーク博士の銅像で有名な羊ケ丘など、著名な観光スポットがある他は、多くの住宅地がある点が大きな特徴の区です。地下鉄東豊線の終点である福住駅や中の島駅などの駅周辺は特に人気があります。自然が多く、ファミリー向けの賃貸物件も豊富です。

 

【厚別区】
札幌市の東部に位置し、JR・地下鉄の新さっぽろ駅を中心として。住宅街が多い区です。市街地のJR札幌駅までは7分、地下鉄東西線で大通駅まで12分と直通で行けるため、JR・地下鉄沿線は交通アクセスの良さも魅力。スーパーやショッピングセンターもあり生活に便利な環境が整っています。

 

家賃相場

札幌市内の家賃相場を、人気の5区で調べてみました。1人暮らし用、2人暮らし用、ファミリー用と分けて紹介していますので、住まい探しの参考にしてくださいね。

【中央区】
1人暮らし向け:3.51万円
2人暮らし向け:3.91万円
ファミリー向け:8.09万円

【北区】
1人暮らし向け:3.10万円
2人暮らし向け:3.50万円
ファミリー向け:5.98万円

【西区】
1人暮らし向け:2.94万円
2人暮らし向け:3.55万円
ファミリー向け:5.96万円

【豊平区】
1人暮らし向け:2.94万円
2人暮らし向け:3.36万円
ファミリー向け:6.01万円

【厚別区】
1人暮らし向け:3.18万円
2人暮らし向け:3.71万円
ファミリー向け:5.88万円

 

ビジネスエリアや大学への交通アクセス

札幌市自体が周辺地域の中核都市としてビジネス街・繁華街を抱えているので、電車やバスなどの交通機関が近くを通っているエリアに住んでいれば、交通アクセスに不便はありません。市内を走る地下鉄が、札幌市民の主な足となっています。

札幌市のビジネス街は、JR札幌駅から大通り公園までの間で、特に駅前通りを中心に大企業の支店や地元企業の本社機能が集中。国の機関も多く、ビジネスマンが多く行き来しています。札幌で働く場合、このエリアとのアクセスが良いかどうかが一つの目安です。

繁華街は、大通公園から南側、狸小路商店街やすすきの辺りまでに集中しています。ビジネス街の南側に大規模な商業圏があるため、札幌市内で暮らしやすさをさらに求めるなら、大通公園への交通アクセスを重視すると良いでしょう。

大学は、札幌駅の北側に広がる北区の北海道大学の他、北区に北海道教育大学・藤女子大学など、中央区に札幌医科大学など、各区にあります。下宿には、基本的にそれぞれの大学の近くが基本的にはおすすめです。アルバイトのことを考えると、オフィス街や繁華街の集積地となっている大通公園へのアクセスも考慮して、地下鉄沿線で物件を探してみてはいかがでしょうか。

 

札幌で人気のエリア解説

札幌市内で1人暮らしをする場合、職住近接の意味からも、オフィス街や繁華街を区内に含む中央区がもっともおすすめの区です。あまり広い部屋でなければ家賃も北海道の家賃相場と比べてもあまり大きな開きはなく、お得感があります。もう少し家賃を抑えたい場合は、西区・北区もおすすめです。

2人暮らしで家賃を節約したいと考える場合は、地下鉄沿線で少し中心部から離れた豊平区や厚別区が比較的家賃が安くなります。ファミリーの場合も、部屋の面積が広めで比較的リーズナブルな家賃の物件が多い豊平区や厚別区がおすすめです。スーパーや子どもと一緒に楽しめる施設、自然の多さなど、ファミリー向けの要素が高く生活がしやすいでしょう。

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