就職や転勤などで名古屋への引越しが決まったけど、具体的にどの区に住むか悩んでいませんか?今回は、名古屋市内で引っ越し先として人気のある区の特徴や交通アクセスについてまとめました!住まい探しの参考にしてくださいね。
名古屋市と引越し先におすすめしたい区の特徴
名古屋市は2015年時点で人口総数2,295,638人の政令指定都市で、日本の中部地方中心の地として栄えています。味噌カツや小倉トーストなど特徴のある食文化が有名ですね。東京、大阪についで名前の挙がる都市で大企業の支店も多く、転勤で引っ越してくる人も多くいます。
行政区は16区あり、従来はビジネスの中心地は中区の栄地区でした。しかし近年、名古屋駅(地元では名駅[めいえき]と呼ばれます)のある中村区が急激に近代化して、ビジネスの拠点を中村区にする会社も増え始めています。
通勤を考えるなら、中村区や中区への勤務に便利な地下鉄沿線を考える人が多い状況です。引っ越し先を考える際、地下鉄をキーに考えてみて、家賃を抑えたい場合は、逆に地下鉄路線を外してみる、という方法もおすすめです。
それでは、名古屋市16区の中でも引越し先として特に人気の高い5つの区について、その特徴を見ていきましょう。
【名東区】
名東区(めいとうく)は、名古屋市の東に位置し、地下鉄東山線の通る地区です。昭和30年代後半から宅地化が進んだ新興住宅街のためか、地元だけでなく転勤者や学生も多い引っ越し先として屈指の人気を誇ります。
東山線は朝の通勤ラッシュ時にはすぐ次の電車が来る便利さで、栄地区や名駅近くまで1本で行けるため通勤のしやすさも抜群です。その一方で自然が残っている点も魅力で、新婚世帯や若いファミリー世帯には人気があります。
【千種区】
中心地の中区東側に隣接する区で、その東に名東区があります。名古屋大学や河合塾本部を始め、学校や予備校が多く学生用の賃貸物件が多い地区です。家賃を抑えたい学生さんは、千種区のはずれの方を探してみると掘り出し物の物件があるかも。
通勤にも便利で、市内中心部にも地下街があり生活に便利なため、単身赴任やファミリーにも人気があります。
【瑞穂区】
名古屋の中心地からは南側に位置する瑞穂区は、名古屋市立大学などの学校施設が多く、千種区とともに文教地区としての側面を持っています。比較的学生向けの一人暮らし用賃貸物件が多い区です。名古屋鉄道と地下鉄の名城線、桜通線が通っています。
【昭和区】
千種区と中区の南側にありオフィス街からも近い他、名古屋大学医学部、名古屋工業大学、南山大学、中京大学もあり大学生の多いエリアです。学生や単身者におすすめの比較的家賃がこなれた賃貸物件が多く見つかります。
【中区】
名古屋市内でかつてはもっとも賑わっていた栄地区がある区です。多くの企業や金融機関があり、今でも中心地ではあるのですが、近年の名駅周辺再開発により、唯一のオフィス街というわけでもなくなりつつあるようです。
近年、価格帯の高い分譲マンションが立ち並び、便利な中心街に住みたいというファミリー層の注目を集めています。少々高いお金を払ってでも中心街に住みたいという方や、職住の近い環境を望む単身者にも支持されている区です。
家賃相場
名古屋市内で人気の区内の家賃相場を、1人暮らし用(ワンルーム)、2人暮らし用(1K~1DK)、ファミリー向け(2LDK~3DK)の条件ごとに調べてみました。住まい探しの参考にしてくださいね。
【名東区】
1人暮らし向け:4.75万円
2人暮らし向け:4.78万円
ファミリー向け:7.15万円
【千種区】
1人暮らし向け:5.36万円
2人暮らし向け:5.60万円
ファミリー向け:10.01万円
【瑞穂区】
1人暮らし向け:5.02万円
2人暮らし向け:6.24万円
ファミリー向け:14.09万円
【昭和区】
1人暮らし向け:4.44万円
2人暮らし向け:5.06万円
ファミリー向け:9.25万円
【中区】
1人暮らし向け:6.16万円
2人暮らし向け:6.13万円
ファミリー向け:13.63万円
ビジネスエリアや大学への交通アクセス
名古屋市では、大学や予備校などの施設は、ここまでで触れた通り、中心街から比較的近い順から、千種区、昭和区、瑞穂区、名東区に集中しています。どの学校に通うかにもよるのですが、家賃を安くしたいなら昭和区や瑞穂区、千種区のはずれなどがおすすめです。地下鉄沿線は便利ですが、家賃が高くなるので少し外れたところに良い物件があるかも。
狭くても便利なところがいいという場合は、中区や中村区を中心に探すとお気に入りの物件に巡り合える可能性が高いです。特に名駅の西側は、再開発で新しくワンルームマンションもできてきていますのでチェックしてみましょう。
名古屋で人気のエリア解説
今回取り上げた人気エリアは、いずれも名古屋の中心地である中区や中村区に出やすい地下鉄が通っているため、どこからでも通勤しやすいです。地下鉄の一番人気は東山線で、ラッシュ時の地下鉄は2分間隔で運行されているため交通アクセスは非常に優れています。後は、環境に寄って住むところを決めていくと良いでしょう。
学生は基本的に自分の通う大学周辺で十分学生向けの良い物件が多く出ています。後は、家賃を安く抑えるなら地下鉄の駅から少し歩く場所や、中心地から少し離れた昭和区や瑞穂区などがおすすめです。
単身者は、会社とのアクセスが良好な中区や中村区がおすすめ。多少家賃は高くても通勤時間が短いので、体力的に楽です。
ファミリー層は、自然が豊かだけれど中心部への交通アクセスもよい名東区と千種区、文教地区の瑞穂区がおすすめです。家賃相場を見ても、広めの物件を比較的安い価格帯で借りられます。