川崎市への引越しが決まった方は、「いったいどこのエリアが住みやすいのか」と悩みますね。本記事では、川崎市特徴をまとめたので、住まい探しの参考にしてください。
川崎市と市内7区の特徴
神奈川県には政令都市が3つあり、川崎市はその1つ。多摩川を挟んで東京都と隣接する位置にあります。平成29年4月には人口は150万人を突破し、2019年1月1日時点で1,517,756人が住んでいる街です。東京のベッドタウンというイメージを持っている方が多いかも知れませんね。昨今は、川崎市の臨海部は、工場夜景スポットとしても話題となっています。
それでは、市内にある7の区の特徴をご紹介しましょう。
【中原区】
川崎市で住みたい区として人気が高いのが中原区です。中でも武蔵小杉駅周辺は人気。再開発が進み高層マンションが林立して、人口が増加しているエリアです。多摩川や等々力緑地など周りには自然もある上、東京都心や横浜へのアクセスも抜群。住みたくなる魅力が詰まっています。平成37年度末までの計画では、6棟が新設される予定なので、まだまだ人口増加が予想されます。
武蔵小杉駅周辺は人口が多いので、朝の改札には長い行列ができてしまうのが現状です。その光景はたびたびメディアにも取り上げられるほどなので、そのことを理解して住む方がよいでしょう。
【麻生区】
麻生区は、多摩区から分離してできた区です。その昔麻の栽培が盛んで、その歴史に由来してつけられました。かつては、戸建てが建ち並ぶ王禅寺ニュータウンが川崎屈指の高級住宅地といわれ人気でした。最近は、新百合ヶ丘駅周辺が人気上昇中。なぜなら、新百合ヶ丘駅には、小田急線の特急も停まり、ファッション専門店や映画館などが入った大型商業施設も隣接していて利便性が抜群です。また、芸術に力を入れたまちづくりが進められ、川崎市アートセンターアルテリオをはじめとする文化施設が集まっているのも魅力となっています。
【宮前区】
宮前区には、宮前平や小台、土橋など高級住宅街と呼ばれるエリアがあります。中でも宮前平駅周辺は、人気です。宮前平駅には、田園都市線が通っており、横浜方面でも渋谷方面へもアクセスが便利。おしゃれな買い物スポットといわれる二子玉川やたまプラーザへも近いです。公共施設や医療機関も駅周辺に集中。街並みには緑が多く、落ち着いた街並みが形成されています。駅に近い物件は、ねらい目です。
【多摩区】
多摩区には「よみうりランド」などのレジャー施設やゴルフやテニスなどのスポーツ施設があり、アクティブに休日を過ごしたい人にとって魅力ある区です。多摩区で人気があるのは、登戸駅周辺や向ヶ丘遊園駅周辺。新宿まで20～30分程度いけるので、通勤通学に便利という点が人気の理由でしょう。登戸駅周辺には大型商業施設はありませんが、スーパーや商店街があるので、普段の生活に不自由さはないでしょう。再開発地域となっており、これからまだ変わっていくという楽しみがあります。多摩区には、明治大学と専修大学、日本女子大学のキャンパスがあるので、大学生の姿をよく見かけます。多摩区は、ファミリー向けの住宅地としても有名ですが、大学生向けの物件が多いので、単身者はチェックするといいかもしれません。
【高津区】
東京都と隣接している高津区。多摩川緑地などがあり、自然が身近にあります。区内にある駅で人気なのは、溝の口駅です。溝の口駅は、大井町線の始発駅なので座って通勤や通学ができる点は、ポイントが高いですね。朝の貴重な時間を短縮できそうです。また、駅周辺にはマルイをはじめとする商業施設、スーパーやコンビニエンスストアなども多く買い物に不自由することはないでしょう。ファミリー向けの物件が豊富で、人気の武蔵小杉駅周辺よりも賃貸料金が安いという理由で、注目度が上昇しています。狙い目のエリアです。
家賃相場
川崎市内の家賃相場を、1人暮らし用、2人暮らし用、ファミリー用で調べてみました。予算相場を知っておくと住まい探しに便利ですよ。
【中原区】
1人暮らし向け：6.27万円
2人暮らし向け：7.16万円
ファミリー向け：12.98万円
【麻生区】
1人暮らし向け：4.29万円
2人暮らし向け：5.10万円
ファミリー向け：9.11万円
【宮前区】
1人暮らし向け：5.63万円
2人暮らし向け：6.00万円
ファミリー向け：10.22万円
【多摩区】
1人暮らし向け：4.92万円
2人暮らし向け：5.49万円
ファミリー向け：9.59万円
【高津区】
1人暮らし向け：6.21万円
2人暮らし向け：6.72万円
ファミリー向け：10.57万円
ビジネスエリアや大学への交通アクセス
JRと小田急と東急が走る川崎市。川崎市内でアクセス便利なのは、東京まで乗り換えなしで行ける、川崎駅や新川崎駅、武蔵小杉駅です。東京に隣接するため、これらの駅の朝夕は混雑しているので、朝はラッシュを覚悟しなくではならないです。新宿に乗り換えなしで、短い時間で着きたいなら、多摩区にある登戸駅。小田急小田原線の快速急行を利用すれば、時間は16分で行くことが可能です。小田急小田原線は麻生区の新百合ヶ丘駅や百合ヶ丘駅も走っています。新宿までの所要時間は、30分以内。アクセスが便利です。
市内には、川崎市バスが走っています。川崎市バスは全線で210円の均一運賃。市内の移動は、バスがおすすめです。
川崎市で人気のエリア解説
川崎市の中原区にある武蔵小杉エリアは、「住みたい街ランキング」や「今後、地価が値上がりしそうと思う街ランキング」などで上位に入り、人気と注目度はダントツです。人口が増加しているため、前出しで紹介したように、朝の通勤ラッシュは大変のようです。住みやすさは抜群なので、どちらの快適さを取るか悩むところでしょう。
ファミリー層におすすめなのは、麻生区。新百合ヶ丘駅エリア周辺では、風俗営業は禁止。治安の良さは川崎市内でもトップクラスとされています。お子さんがいる家庭にとって住みやすい街ではないでしょうか。
単身者には、商業施設も充実、交通アクセスも抜群、家賃も安めと三拍子そろった、高津区溝の口駅を検討してみませんか。
住みやすい街が増えている川崎市
川崎市は、年々住みやすい街として取り上げられるエリアが増えてきています。その理由は大きく2つ考えられ、1つは再開発が順調に進んでいることが考えられます。街並みが美しく整えられ、物件も比較的新しいので、住みたくなりますね。もう１つは、交通インフラが整っているエリアが多いことです。時間をかけず、通勤通学ができる点は、心身ともに楽ですからね。さあ、お気に入りの住まい探してください。
