富士市は静岡県東部に位置しています。人口数は浜松市、静岡市に次いで県内3番目に多く、世界に誇る富士山の自然に抱かれた街です。今回は富士市に引っ越した方、これから引越しを検討している方が気になる子育てや老後の環境や制度についてご説明します。
しあわせを実感できるまち
富士市のまちづくりの基本理念は「富士山のふもと しあわせを実感できるまち ふじ」です。北に富士山や愛鷹山を仰ぎ、南に駿河湾を望む風光明媚な街では、住んでいる方が安心して暮らせるまちづくりへの積極的な取り組みがなされています。
東京への通勤・通学も可能
JR新富士駅から、東京駅まで1時間5分、品川駅まで55分で行くことができます。東京への通勤通学も可能な街。また、東名高速道路や国道1号線なども横断していて、交通アクセスがよいところも魅力です。
賃貸価格は東京のワンルーム＝富士市の一戸建て⁈
人口は県内で3番目に多い富士市ですが、土地価格は県内の三島市や熱海市よりも抑えめです。結果、賃貸価格も安めとなり、東京都内のワンルームの賃貸価格で駐車場付きの戸建てを借りることができるともいわれます。もちろん物件にもよりますが、富士市を移住先として選ぶ方たちの魅かれたところとして住居費の安さを挙げる人は多いそうです。
魅力を発信「富士じかん」
富士市では、街の魅力を発信しているサイトがあります。観光スポットから行政までいろいろ紹介されています。
富士じかんのサイト→ココ
安心して子育てができる環境の富士市
富士市では安心して子育てできる施策や助成が行なわれています。その一部を紹介します。
保育園や幼稚園の数は？
待機児童問題解消のために富士市では色々な施策が行なわれています。注目されるのが「家庭的保育事業（保育ママ）」。市から委託された家庭的保育者が自宅などで児童を預かる事業です。
保育園／市立18園、私立15園
幼稚園／市立8園、私立8園
認定こども園／市立1園、私立13園
小規模保育事業所／市立2施設、私立13施設
事業所内保育事業所／私立1施設
保育園・認定こども園（保育園部）・小規模保育事業所・事業所内保育事業所・保育ママ申し込み先
新年度入園の場合は保育幼稚園課もしくは市内保育園
年度途中入園希望の場合は保育幼稚園課
幼稚園申し込み先
希望する園
問い合わせ先：保育幼稚園課 / 0545-55-2762
教育環境は？
富士市では小中一貫教育が導入されています。「つながる学び ひろがる未来」を教育のスローガンとし、学校と地域がともに発展していくことが目指されています。
小学校／市立27校
中学校／市立16校、私立1校
高等学校／市立1校、県立4校、私立1校
こども医療費の助成
富士市には、病院12院、一般診療所173所、歯科診療所126所（令和3年4月1日現在）の医療施設があります。
富士市では、18歳到達後最初の3月31日までの子どもを対象に医療費の助成が行なわれています。こども医療費受給者証が必要なので、引越しをしたら申請しましょう。
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自己負担金 |
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通院 |
・1回500円
・500円に満たない場合はその額 ・1か月4回が限度、5回目以降は自己負担金なし ・処方箋の交付による薬局での自己負担金はなし |
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入院 |
・無料（食事療養標準負担額を含む）
・処方箋の交付による薬局での自己負担金はなし |
6か月児すくすく赤ちゃん講座
富士市では健やかなこどもの成長を願い、いろいろなサポートが行なわれています。6か月検診のときは、絵本と富士ヒノキ製玩具のプレゼントがありますよ。
問い合わせ先：地域保健課総務担当 / 0545-64-8994
みらいてらす
富士市には子どもたちが遊べる施設がたくさんあります。その中でも注目なのが「子育てと仕事を両立しながら、適度に働きたい」というご要望にお応えするのがコンセプトの「みらいてらす」。子どもをいっぱい遊ばせながら、大人がワークや交流ができる施設です。フリーWi-Fiも完備されています。
問い合わせ先：みらいてらす 0545-33-0169
高齢者に向けた温かな見守り支援がある富士市
富士市では、高齢者のいる世帯やひとり暮らしの高齢者へ向けてのサポートも充実しています。たくさんある施策の中の一部をご紹介します。
「食」の自立支援事業
65歳以上のみのご家庭やひとり暮らしのご家庭に、栄養のバランスがとれた昼食又は夕食が自宅まで配食されます。安否確認とあわせた、「食」の自立支援です。 1食あたり350円、週1回から6回身体状況に応じて行われています。
問い合わせ先：高齢者支援課 / 0545-55-2741
在宅寝たきり高齢者等紙おむつ支給
在宅で生活する65歳以上で、紙おむつが必要な方に紙おむつの支給があります。要介護度や同居する方の市県民税課税状況によって、無料だったり一部負担だったりと支給の内容が違います。
問い合わせ先：高齢者支援課 / 0545-55-2741
仲間との楽しく過ごせる高齢者の憩いの場
いつまでも安心して暮らせるための一環として、市内には社会福祉センターや市民プラザがあります。利用料金は無料。お風呂やプールを併設している施設もあり、健康が促進できる設備が整っています。
問い合わせ先：福祉総務課 社会福祉担当 / 0545-55-2757
【まとめ】富士市に引越しして困ったときは？
富士市は太平洋側気候の恩恵を受け冬でも比較的温かく、暮らしやすいといわれています。住んでいる方が安心して暮らせる施策も充実していて、富士市のスローガン通り、しあわせを実感しながら暮らせそうですね。
引越しして不明点があるときは富士市市役所に尋ねましょう。また、移住者向けのポータルサイト「コトハジメ」もあるので、アクセスをおすすめします。
富士市役所
【電話番号】0545-51-0123
【開庁時間】午前8時30分～午後5時15分
【閉庁日】 土曜日、日曜日、祝日、休日、年末年始（12月29日～1月3日）
【休日開庁】原則第1日曜日に、戸籍や住民票、国民健康保険などの業務を行う窓口は開いています。
