引越すタイミングで、引越し先の防災情報確認と、防災関連グッズの見直しを行うと一石二鳥!今回は、成功した人たちの声を参考に、引越し先の防災情報の確認ポイントと、防災関連グッズの見直しについて解説します。
ハザードマップと避難所に関する情報は事前にチェック
引越し前にハザードマップを確認していたおかげで助かった!
引越し前に、新居周辺のハザードマップを確認すると、浸水5m以下の地域となっていました。しかも、エリアで指定されている避難所も、水没エリアです。
分譲マンションの自分が住むフロアまで水が来ることはないと思われますが、もし水害が発生したら、しばらくは外出できず、自宅で生活するしかないと想定できました。そこで、引越し時、新居に新しく3日分×4人家族分の備蓄食料+飲料水を用意したんです。
つい先日の台風の影響で近隣で大きな被害がありました。が、この備えがあったおかげで何とか家族4人で大変な思いをせずに済み、無理に避難所に行って困るということもありませんでした。
千葉 N.M
新居の周囲がどのような状況なのかについては、引越し前に確認しておくことが重要です。ハザードマップを確認すると、その場所で発生しやすい災害が予想できます。土砂災害、津波、洪水など、すべてのケースを想定して、この場合はどう非難するべきかを確認しましょう。
N.Mさんのように、水害の場合は避難所に行けない、といったケースもあり得ます。新居エリアの広い範囲が低地の場合は、早めに安全なエリアまで出なければなりません。ケースごとに、「いつ」行動するかも検討して、家族で認識を合わせておきましょう。
また、家族がそれぞれ外出している間に被災するケースも考えられます。その場合は、待ち合わせ場所をどこにするかについても決めておくと、いざというとき安心です。決めたことは、家族全員にプリントアウトして財布やパスケースなどに入れておくと、スマホが使えない時にも確認できます。
引越しのタイミングで耐震対策!
サクッと耐震対策完了!
引越しのとき、ついでに家具の耐震対策も済ませました。モノがなくてすっきりしている状態なので、突っ張り棒の設置も楽々でした。引越しのタイミングでの耐震対策、ありだと思います!
鳥取I.S
家具などを動かないようにする耐震対策は、引越し時に済ませるつもりで準備をしましょう。取り付け位置をいちいち掃除しなくても突っ張り棒の設置ができるなどかなり楽。家具の下に滑り止めを貼るなど、日ごろはなかなか面倒なことも、家具を移動させるタイミングで済ませれば、後から大変な思いをせずに済みます。
備蓄食料は全入れ替え!防災グッズも見直しを
家族構成の変化に合わせて見直し!
2人目の子供が生まれて新居にお引っ越し。見直しをさぼっていた防災関連グッズも、新婚時代のままだったので思い切って入れ替えました。
荷物を増やしたくなかったので、備蓄食料は引っ越しまでに食べきって、家族4人分を3日分ほど改めて購入し、新居へ送るようにしておきました。防災グッズの見直しでは、ベビー用品が全然そろってなくて、今災害が来たら困っていただろうな、と思いました。気になる部分はすべて見直しできたので安心です!
東京 H.Y
防災グッズは、年に1回は見直したいのですが、子どもが小さくて毎日多忙な時期は、なかなかそこまで手が回らない、というパパママも多いのではないでしょうか。
引越しは、防災グッズを一斉に見直す良い機会です。乳児・幼児・小学生以降では、用意したいグッズも異なります。備蓄食料は新居に持っていかず、引越し前に消費することで、荷物を少しでも減らせますよ。
引越し&防災対策は家族全員で!
引越しのタイミングは、家族で防災対策の認識合わせをするいい機会でもあります。特に、新居での避難経路、避難タイミングについては確認しておきましょう。お互い別々の場所で被災した場合に、どこで待ち合わせるかも話し合っておくと安心です。
引越し準備で忙しくなるタイミングではありますが、家具の防災対策や防災グッズの見直しなども、並行して進めてくださいね。