大学の進学や就職、転職などで堺市への引っ越しが決まった方が、住まい探しの役に立つエリア情報をまとめました。どこに住もうかと悩んでいる方、参考にしてくださいね。
堺市と市内11区の特徴
堺市は2019年1月1日時点で830,695人が住んでいる政令指定都市です。大阪府で大阪市に次ぐ都市で、7つの区で構成されています。堺市といえば、小学生の社会の教科書に載っていた仁徳天皇陵古墳が思い出されるのではないでしょうか。また、商人の街として栄えたことも有名ですね。現在の堺市は、大阪市のベッドタウンとして人気を集め、またはEC業界などの物流センターが多くあり活発化の様相をみせています。
【北区】
北区は、大阪市に隣接しているため、大阪市に通勤通学する人に人気のエリアです。交通機関は、地下鉄御堂筋線や南海高野線、JR阪和線などが利用できます。南北の鉄道網も充実しており、通勤にも便利。北花田駅やなかもず駅、新金岡駅周辺は特に人気があります。新金岡は、UR都市機構が日本で初めて団地をつくったところです。公園や緑地が整備され、住みやすい街が形成されています。
【東区】
東区は堺市で面積が一番小さい区です。通勤通学の足になっているのは、南海高野線で、難波まで20~30分で行けるアクセスの良さ。北区のなかもず駅に近いエリアならば、乗り換えなしで梅田まで行くことも可能です。駅周辺には、商業施設や病院などがあり、充実した生活環境が整っています。複合開発エリアがあり、これから益々住みやすくなりそうです。
【堺区】
堺区は、堺市役所など公共施設があり、市の中枢的な存在です。仁徳天皇の古墳も堺区にあり、観光客も多く訪れています。堺市の中心なので交通機関や商業施設も整いにぎやかな面もありますが、高台には生活環境がよい住宅エリアが形成されています。進学校の三国丘高校があり、文教区としても有名で、近くにある小学校は必然的に評判が高いエリアです。お子さんがいらっしゃるご家庭は、堺区を要チェックですね。
【西区】
西区は、西側は海に面し、東側は高台と東西に広がっています。交通機関は、JR阪和線と南海高野線、阪堺電気軌道が走っており、天王寺駅や難波駅までは30分弱で行けるアクセスの良さです。西区で人気のエリアは商業施設が集積する鳳駅周辺ですが、これから注目したいのは、津久野駅周辺。大型ショッピングモールや救急対応の総合病院ができ、暮らしやすい街づくりが形成されています。
【南区】
南区には、駅周辺だけでなく郊外型の商業施設が点在し、生活施設が充実しているところです。大規模公園もいくつかあるので、家族で楽しめる施設が多いのは魅力です。注目エリアは栂・美木多駅周辺。公共施設が集まっているイメージがありましたが、整備が進められ変わりつつあります。利便性が高い、生活環境が整った魅力ある街づくりが進められているので、ねらい目です。
家賃相場
堺市内の家賃相場を、1人暮らし用、2人暮らし用、ファミリー向けで調べてみました。住まい探しの参考にしてくださいね。
【北区】
1人暮らし向け:5.05万円
2人暮らし向け:5.37万円
ファミリー向け:7.90万円
【東区】
1人暮らし向け:3.66万円
2人暮らし向け:4.42万円
ファミリー向け:6.52万円
【堺区】
1人暮らし向け:4.28万円
2人暮らし向け:4.92万円
ファミリー向け:8.68万円
【西区】
1人暮らし向け:4.28万円
2人暮らし向け:4.78万円
ファミリー向け:7.13万円
【南区】
1人暮らし向け:2.77万円
2人暮らし向け:4.66万円
ファミリー向け:5.75万円
ビジネスエリアや大学への交通アクセス
堺市内には、チンチン電車の愛称で知られる阪堺電車が走っています。料金は一律210円。市内の移動に便利です。その他公共の乗り物としては、南海バスが市内をカバーし走っています。大阪市へ行くにはJR阪和線と南海高野線、阪堺電気軌道。あまり時間をかけず行くことができるので、それぞれの駅沿線の物件は、人気があります。
堺市で人気のエリア解説
堺市は、交通インフラが整っているので、駅近くに住まいを構えれば、大阪市へも時間をかけないで通える街です。駅周辺では再開発が進められているところが多いので、長く住む予定の人は確認した方がよいでしょう。ファミリー向けの物件が多いのは北区。おすすめポイントは、大阪市方面へのアクセスが便利ながら堺区よりも家賃相場が安いところがポイントです。物件も多いので、お気に入りの住まいが見つかりやすいでしょう。単身者は、利便性で堺区。商業施設や飲食店も多いので、お買い物の便利さがおすすめポイントです。