大学の進学や就職などで新潟市へ引越しが決まった方に、新潟市の特徴など、住まい探しの参考になる情報をご紹介します。
新潟市と市内8区の特徴
平成19年4月に政令都市になった新潟市には、8つの行政区が設置されました。平成30年10月1日時点で人口は、800,582人となっています。
新潟市は、日本海に面しているため冬は雪がたくさん降り積もるイメージがあるかもしれません。しかし、引っ越しした人たちがそろっていうのが「新潟市って思ったより雪が積もらない」。新潟市は、日本海沿岸部の平野に広がっているので、雪は降ってもあまり積もらないのです。平均気温が高く、4月～10月の期間でいえば、日照時間は東京を上回り、イメージしているよりも温暖。海の幸山の幸に恵まれ食べ物のも美味しい、快適な新潟市なのです。
お子さんがいらっしゃるご家庭が気になるのが学校のことですね。文部科学省が平成29年4月に実施した全国学力テストで、新潟市の平均回答率は小学校の国語A、Bと算数Aは政令市第1位。小学校の算数Bと中学校の国語Bは、政令市第3位という結果でした。新潟市の小中学校のレベルの高さがうかがえます。
【中央区】
8つに中で一番人口が多い中央区。県庁や市役所など、公共施設が多く集まっています。新潟市が一望でき、街のシンボルにもなっている「朱鷺メッセ」があるのも中央区です。百貨店などの商業施設が「万代シティ」と「古町」にあり、新潟市でショッピングするなら、中央区に出かけることになるでしょう。
【江南区】
江南区には、団地やニュータウンが点在しています。ＪＲ信越本線や亀田バイパスそして高速道路など、交通の便に恵まれるエリアです。バイパス沿いには大型ショッピングセンターがあり商業施設も充実しています。江南区でおすすめは、亀田。新潟市の進学高校は中央区に多いので、電車が利用できる亀田であれば、通学にも便利です。
【南区】
南区は、農業とフルーツの栽培が盛んな区。ほぼ全域が信濃川と中之口川にはさまれています。人気なのは、自然豊かでのどかさがありながら、国道8号線へ出れば、道路沿いにはスーパーやホームセンターなど商業施設もあり、毎日の生活に充分な施設が整っているからだと考えられます。比較的新しい戸建て物件が多く、庭付きのお家に引っ越ししたい方は、南区で住まい探しをしてみてはいかがでしょうか。
【西区】
住宅街と商業施設がバランスよく分布している西区。西側は海岸線が長きに続き、夏は海水欲客で賑わっています。西区には国立新潟大学があり、学生の街でもあります。単身向けの物件が多くあり、見つかりやすいでしょう。JR越後線が南北に通っているので、駅近くに住めば車がなくても新潟市中心部へのアクセスが楽々です。
【東区】
東区は、新潟空港と日本海側には湾岸を有する、新潟市と新潟県の「海と空の玄関口」です。
工場が多く、商工業が振興しています。新潟空港やJR貨物新潟支店,、自衛隊基地では、各種イベントが時折催されています。普段は入れないエリアに入ることもできるので、休日のお出かけスポットにいいですね。
家賃相場
新潟市内の家賃相場を、区内×1人暮らし用、2人暮らし用、ファミリー向けで調べてみました。住まい探しの参考にしてくださいね。
【中央区】
1人暮らし向け：5.66万円
2人暮らし向け：4.34万円
ファミリー向け：8.27万円
【江南区】
1人暮らし向け：4.28万円
2人暮らし向け：4.41万円
ファミリー向け：6.01万円
【南区】
1人暮らし向け：4.55万円
2人暮らし向け：4.07万円
ファミリー向け：5.05万円
【西区】
1人暮らし向け：3.50万円
2人暮らし向け：3.43万円
ファミリー向け：6.00万円
【東区】
1人暮らし向け：3.49万円
2人暮らし向け：3.97万円
ファミリー向け：5.89万円
ビジネスエリアや大学への交通アクセス
新潟市に私鉄や地下鉄はなく、公共交通機関はJRと「新潟交通」というバス。新潟駅前と万代シティバスセンターからバスが出ています。バス本数が少ないエリアも多く、新潟市では車があると便利。一家で、2、3台持っているのも珍しくなく、車がないと不便という意見がほとんどです。
また、新潟市には、東西に走る立派なバイパスが整備され、しかも無料。車があると便利となるわけです。東京まで、2時間弱で行ける新幹線もあり、「新潟市の交通インフラは整っているな～すごいな～」と引っ越ししたらきっと感じると思います。
新潟市で人気のエリア解説
中央区は、車があってもなくても便利に住めるところなので、単身者、ファミリー共に人気があります。特に、女池あたりが人気。新興住宅地で、お店やクリニックも増えています。自転車を使えば新潟駅まで10分-15分程度。渋滞に巻き込まれることなく会社に行けるところは魅力ではないでしょうか。また、鳥屋野中学校があり、教育熱心と評判が高いので、お子さんがいらっしゃるファミリーにおすすめです。国立新潟大学がある西区は、単身者向けの物件が豊富。JRが利用できるので、新潟市中心部へのアクセスの良さも人気の理由ですね。新潟市に住むのは、2，3年とわかっている方は、車無しでも通勤でき、家賃相場も低目な西区のJR沿線沿いへのお引越しを検討してみませんか。
新潟市で住まいを見つけるなら、まずは車を持つか持たないかを決めてから住まい探しをした方がいいでしょう。今回ご紹介したことを参考に、引っ越し先を探してください。
