大学の進学や就職、転職などで京都への引越しが決まったけど、どこに住むか悩んでいませんか？京都市内11区の特徴や交通アクセスについてまとめましたので、住まい探しの参考にしてくださいね。
京都市と引越し先におすすめしたい区の特徴
京都市は2015年時点で人口総数1,475,183人の政令指定都市で、全国でも有数の観光名所を抱える観光都市です。また、大学が多く「学生の街」としての側面も持っています。市内には11の区がありますので、それぞれの特徴についてご紹介しましょう。
【左京区】
京都で最も北に位置する区ですが、居住エリアは南側に集中しています。京都市営地下鉄、叡山電鉄、京阪鴨東線、京都市バスが通っており、京都市内へのアクセスは良好です。有名な観光スポットは下鴨神社、銀閣寺、鞍馬寺など。京都大学のよしふぁキャンパスも左京区です。
【中京区】
京都の中心街で、交通の便やショッピングなど便利ですが、観光客なども多く、家賃も高めのエリアが多い区です。JR山陰本線、阪急京都線、京都市営地下鉄が走っている他、区の東ギリギリ外側に京阪鴨東線も走っており、大阪への交通アクセスも良好。市内で働く人には特に便利でしょう。有名な観光スポットは、二条城や錦市場など。生活でよく利用するスーパーが若干少ない傾向。
【上京区】
御所や京都府庁があり、観光客の多いエリア。京都の町家も多く、大きな通りを中に入っていくと住宅街になっています。区内は京都市営地下鉄、京福電鉄、京都市バスがメインです。狭いエリア内ですが同志社大学、京都府立医科大学など学生も多いエリアです。
【北区】
昔ながらの神社仏閣がある一方で、北山エリアなどショッピングが楽しめる場所もある区。閑静な住宅エリアも多く、交通アクセスは京都市営地下鉄、京福電鉄、京都市バスがメインです。京都市内へのアクセスが良く、立命館大学や佛教大学など、大学もいくつかあるため学生も多いエリア。著名な観光名所は金閣寺、北野天満宮などです。
【右京区】
旧京北町と合併したため面積の広い区ですが、主な居住エリアは南部に集中しています。JR山陰本線、京福電鉄、阪急京都線、京都市営地下鉄が走っており、京都市内のビジネスエリアへのアクセスは良好。大阪へ出る場合は西京極駅近辺がおすすめです。比較的ファミリー物件も多いエリア。
家賃相場
京都市内の家賃相場を、区内×1人暮らし用、2人暮らし用、ファミリー向けで調べてみました。住まい探しの参考にしてくださいね。
【左京区】
1人暮らし向け：3.74万円
2人暮らし向け：6.74万円
ファミリー向け：11.23万円
【中京区】
1人暮らし向け：5.04万円
2人暮らし向け：9.37万円
ファミリー向け：12.07万円
【上京区】
1人暮らし向け：3.89万円
2人暮らし向け：7.77万円
ファミリー向け：10.29万円
【北区】
1人暮らし向け：3.58万円
2人暮らし向け：4.25万円
ファミリー向け：8.16万円
【右京区】
1人暮らし向け：4.01万円
2人暮らし向け：7.03万円
ファミリー向け：8.05万円
ビジネスエリアや大学への交通アクセス
京都市内では、市街地（烏丸御池・四条烏丸・京都駅周辺）へのアクセスに関しては、京都市営地下鉄ができたこともあり、どの区内でもアクセスが良くなっています。大阪へのアクセスは、JR東海道本線、阪急京都線、京阪本線沿線エリアが便利です。
一方、大学の多いエリアは左京区・北区・上京区・伏見区ですが、他の区でも大学はあります。大学近辺は一人暮らし用の物件が豊富です。
京都で人気のエリア解説
京都駅よりも北側は、昔ながらの街並みが残り、大学の近くに住みたい学生にも根強い人気があうエリアです。上京区・中京区は京都の中心街に近く、職住が近くなるため、単身赴任の住まいとしても向いていますが、便利な分どうしても家賃が高くなります。京都に住んで大阪へ働きに出る場合は、地下鉄から京都駅に出るか、阪急・京阪沿線が便利で人気があります。
新婚カップルの2人暮らしで家賃は節約したい、という方は、繁華街の上京区・中京区ではなく北区や右京区、または南の伏見区・山科区などが家賃相場も低めでおすすめです。
ファミリーで暮らす場合、繁華街に近い上京区・中京区は家賃相場が高くなるため、北区や右京区が比較的住みやすくなります。勤務地によっても変わりますが、住まい探しの参考にしてくださいね。
